チェーホフ!?

26日
神田で接待。アキバでメイド(実は吸血鬼という難しい設定だった)がいるスナックのような店でカクテル飲んでブロマイドもらった。遅くなって、浅草のホテルで泊まる。

27日
休みなので、浅草のミスドで朝食。浅草のミスドはなんていっていいか分からないけど、微妙に田舎臭い感じが好きだ。その後、帰宅。表参道で本を返す。日本橋で床屋に行き、池袋へ向かう。二郎インスパイア系であるラーメン大でラーメン食す。その後、喫茶店で時間を潰して東京芸術劇場へ。

チェーホフ!?を大学院の先生と友人2人と一緒に観てきた。一言で言えば、退屈である。辛辣に言えば、つまらない。演じる少年が可愛いということを除いて、何も心に残らない。

観劇後のPPTがあったのだが、観客から出てくる感想が「夢のような舞台」、「夢を再現したような舞台」。「夢のよう」この語彙の少なさが全てを表している。夢の再現。それは分かった。だから何?そこで終わり?となってしまう。

とにかく冗長で、役者にもオケピにも金がかかっているのに、ここまで意味が伝わってこない劇も珍しい。意味が分からない。最初と最後を同じシーンでまとめて、円環的な時間を表現するという手法も陳腐に思える。タイトルもどうだ。チェーホフを期待してみる人も多かろう。前半は特に帰りたくなった。こういった抽象的な内容の場合、ダンスに時間を取ることが多い。その場合、批評でしばしば出てくる言葉が「身体」という言葉であるが、それは身体が特出して魅せている場合。この劇の場合、役者がただ踊っているという風にしか思えなかった。ここまで思いながらも、PPTに参加。ともあれ、言い訳というのも聞いてみる必要がある。先生や友人がいなければ間違いなく途中で帰っていた。PPTの話にも中身はない。結構前に、手塚とおるのPPTをどこかで見たような気がするが、以前も「手塚とおる過剰評価されすぎだろ」ということと「彼とは根本的に価値観が合わない」という感想だったような気がするが、今回もその思いは強くなった。PPTの司会もぐだぐだ。イケメンだけど、仕事ぐだぐだ。仕事ぐだぐだでも許されるのは・・・※ただしイケメンに限る

その後、友人とレストランでいろいろ話して帰宅。小生はつくづく女性の演技のわざとらしさが好きなんだなぁと自覚した。例えば、小学校の卒業生への贈る言葉のあれみたいなわざとらしさ。