ままごと「わが星」@三鷹

その族の名は家族についての補足
もしかして、tribe called questをtribe called familyとして日本風に言って、そういうタイトルをつけたのだろうか。だとしたら、check the rhymeするべきだったのではないだろうか

28日
仕事をさくっと終わらせた。

29日(祝日)
三鷹でままごとの「わが星」を見たが、素晴らしかった!一言で言うと、最高!10年以上、所謂小劇場での現代演劇を観てきたが、この作品ほど説明するのに難しい劇はない。適切な言葉を探しても分からない、なんて言っていいのか分からないが、とにかく感動する。それを表現する言葉が追いつかない。そして、言葉じゃないのかも知れないとすら思えてくる。この、感覚。一番近い言葉を表現するに、おそらくケミカル・ブラザーズAIRroyksoppなどが、この光景(ありさま)を夢見ても、音だけで決して到達しないであろうFurtherにある感覚である。感覚がぶっ壊れる、いや、感覚が無意味と理解するに至る想像を観衆に呼び起こす点で演劇における世界の果て。しかし、そこが新たな地平となることを予感させる。この劇は今後も演劇史に残る名作となるだろう。フロンティアだとかパイオニアなんて言葉が陳腐にすら思える、新しい時代の幕開けを期待させる作品。

夜、コンビニのおにぎり。浅草で泊まる。

30日
朝、ドトールで380円の朝食と昨日のおにぎり。昼、おにぎり食べて、コーヒー飲んでから、授業。授業中に仕事をした。これこそ内職?授業後、図書館。名刺の申込書を入手。夕方、食べるラー油丼なる謎の食べ物を食べた。浅草リトルシアターで笑劇でも見て電気ブラン飲もうかなと思ったが、錦糸町のスタバで疲労している自分に気付いて帰ることにした。帰り際、丸山真男の本を読もうと思ったが、読む気力もなくなっていた。想像以上に疲れていた。丸山真男小林秀雄を読むには体力がいる。

うわっ・・・私の年収低すぎ!?口も臭すぎ!?

月曜日
仕事終えて、発作的に表参道で観てきた。真鍋昌平のイラストだけで観たようなところもある。待合室のベンチで座っていると、美川憲一とその取り巻き登場。出演者である研ナオコの応援っぽい。小生の後ろに座った。美川憲一はいろんな人に差し入れだの挨拶だのしていて業界的な気遣い大変ですね、と。肝心の内容は、なんとも言えない。荒川良々とかユースケ・サンタマリアとか有名な人はいっぱい
出ているのだが、小生にとってはくどいと思える内容だった。手法も古い。ただ演出は良かった。なんで、あんなスマートにできるのかという程だった。滝藤賢一と内田慈が良い演技をしている。それ以外はどう観たとしても何の感想も生まれないであろう劇である。崩壊する家族の情景を描いてこそいるが、それは今までの劇作家だって描いてきたことであって、もっとよりプライベートでもっと破滅的な情景も観てみたかった。例えば、ドラッグ中毒、犯罪者、そういった人々を何故含めないのだろうか。あまりに底の浅い家族観と言わざるを得ない。それでも家族であるという宿命のようなものが、感じられない。ここまで否定しておいて、小生はこの劇団のDVDとパンフレットを購入した。それは何かこの劇団にはあるかも知れないという期待感を演出の巧みさに感じたから、それだけである。

火曜日
学校へ行った。前田司郎の劇のチケットを購入した。

水曜
接待。

木曜
暖かい。

ttp://www.yukawanet.com/archives/3663871.html
風評被害に近いんじゃね。まだぼっさんは口くちゃくないでちゅと反論できるが。

「オンラインの不倫相手が実はリアルの結婚相手だった」
ttp://gigazine.net/news/20070919_cheat_couple/
You've got mail

本日は接待だった。もつ屋で飲んで、二次会はアキバで耳かき。このパターン何度目だよ。耳かきが値段的に手軽だってのは分かる。でも今の時流からしたら、ギロッポンレッドドラゴンか赤坂のフーターズだろJK。と思ったが、自粛。耳くそを高校生にほじられたいなどとうぶなことをぬかす同士がおり、もしドラでも読んでみなみちゃんに悶々としてろと思ったが、しょうがない。生まれてからこの日まで耳くそ貯めて生きてきたとか真顔で言われたら、付き合うしかない。そういった複雑な事情を抱えて生きている人もいるのだなぁと天を仰ぐと、ぱらぱらと雨が降ってきたのだった。

恋愛も不倫も高度なギャグだと思うに至る内容であった

ブス会「淑女」@リトルモア地下

久々のブス会。本当に心温まるお話。表題の如くの感覚と言いますか、ブス会で取り上げられる女性の問題として不倫がある。世の中には恋愛至上主義いや恋愛原理主義な女性というのも少なくないと思われるのですが、そういった女性はなんだろうか、不倫をするのは相手が悪いとしても、その原理主義であるコア、つまり信じているもの、いわば神のような、幻のような完成した純愛、そういったものを何故こうもいとも簡単に汚され蹂躙されるというか、その辺何も保護膜がないよな、外殻がないよなと可哀想になる。
純愛とは原理主義者からすれば、一種、神。不倫は文化と言った人がおりましたが、一気にその神みたいなものが粉々になっちゃうのだから、もうギャグじゃないかと。人間、壊れるのが一気だと笑いしかこない。高度なギャグ。全ては高度な演技の戯れという風に過去を理解していくとは、ギャグである。

今回特に良かった俳優を上げると、岩本えりと遠藤留奈。岩本えりのおばさん具合は最高で、言うなればMs.更年期障害。今回もまた子供なしで空気ばかり読んじゃうセックスレスでみみっちい内向的な主婦。板につくという表現が良いのか。更年期障害を身体レベルで見事に極めている。造作の中に既に更年期障害の本質を読み取れる程である。
遠藤留奈のクソぶりっ子具合は前回の大樹桜の役を踏襲するかのような役であるが、クソぶりっ子具合の円熟した振る舞いが素晴らしい。もっとネチネチした要素が入ると大竹しのぶのような天然系クソぶりっ子の方向に過剰に向かってしまうので、このレベルでクソぶりっ子具合を醸しだすには難しい。悟るには充分な程の、尚且つさっぱりとしたわざとらしさをぎりぎりのところで寸止めして、クソぶりっ子の頂点レベルで保つという難しさである。おそらく無意識的に日常のレベルであのうざさを出せたのは吉川ひなの神田うの黒柳徹子ぐらいではないだろうか。二次元でそれを表象させたのは、地獄のミサワぐらいである。

「あれ、分からなかった?これ、高度なギャグだから」というのは勿論ポツドールの「愛の渦」で乱交パーティにやってくるカップルの男性の名言で、この「ギャグだから」に彼の強がりを読み取れるわけですが、高度なギャグだからというのはなかなか深い考察でもあるなぁと思った次第。恋愛も結婚も何故か知らないが一気に壊れたりするけども、誰もフォローしてくれない。虚しさをギャグにするぐらいしかできないということでもあるが。

マクロ経済学

ビジネススクールのためのクラス、あまり興味はないけども時間帯が良いので受講している。ブランシャールの教科書で進む。ほとんどの人がビジネススクールの学生。内容も受講生も思ったよりたいしたことないというのが率直な感想。。。ビジネススクールってなんかすごそうで、サンデルみたいなのが「良い質問だ。君、名前は?」ってイメージだったのだが、ピンキリなんだろうな。。。

宮台真司の授業は初回から休講だった。ドタキャンというべきか、本人が教室に来なかった。しばらくして学生が教務課に問い合わせて、休講ということになった。震災時のツイートも観察して共感できるところもなし、潔く受講しないことにした。

明日は異業種交流会的なものに初めて出る。一応、社会人と大学生の集まり。リア充ばっかりだったら、リア充爆発しろと言ってすぐ帰るつもり。

ジョジョ第8部 『ジョジョリオン』 が新たに連載開始ッ!!

舞台は杜王町!とのこと。

恋愛+H
ttp://www.teatime.ne.jp/infor/aiplush/aiplush.htm
ティータイム流石ですな。ラブプラスが切り開いたフロンティア。イチャイチャと食べ合いっこですか、そうですか。

ここぞとばかりに代休申請→部内の人ほとんど出張となる→何故か居心

月曜日
初回授業で地震発生。とらない授業に出席して自己紹介。とるつもりはないので、そこを含めての自己紹介。逆にマークされたような気がする。
18:30 大衆演劇の授業。これもとらないのにガイダンスだけ出席。でも、いつものメンバーだった。
19:30 ラボ。大学生と一緒に会社訪問をする計画を立てる。月曜集まりとなる模様なので、参加できないがサポートメンバー。遅くなってしまったので、浅草泊。

火曜日
下北「楽園」で楠美津香「超訳ハムレット」をマチネで観る。良かった。食わず嫌いというやつである。もっと前から観とけば良かったと後悔した。少なくとも、蜷川幸雄演出、藤原竜也主演のシアターコクーンでやった2003年のハムレットよりは素晴らしい。ハムレットはやはりやさぐれバカ的な若者を使うべきである。できることなら本物の不器用な若者がいい。

ハムレット」とは何か。それは演劇ファンからすれば、ロックにおけるビートルズというか、パンクにおけるピストルズといった、体験せずには、避けては通れぬ課題と言える。シェイクスピアがすごいのは、この現代に当時の劇を通用させている点。これはすごいよ。我々がこの劇で直面する人間の本質とは客としての神的な視点のおかしさと先天的覗き見趣味である。まず、この劇で多いのが罠、あとその策略。客は誰が何を企てて、誰をぶっ潰そうとしているのか知ることとなるが、その開示が徹底されている。また、人間は本当のことを知りたいという好奇心があるが、それは覗き見趣味的なものだということ。

また、この劇のクライマックスは外部の軍隊が出てくるのだが、その虚しさたるや。権力闘争の果ての殺し合い。弱った国に外国から軍隊がせめてきたら、すぐ乗っ取られてしまうんだろうな。自分ならクライマックスに戦争を入れたい。あのような殺し合いの中、非常事態、戦争か災害かそういったことが起こって、国そのものがなくなるというところまで描きたい。

その後、授業。出席者一人。。。

それでも有給と代休で2日連続休む俺の強心臓及び空気読まない感じをこれからも大切にしていきたい。

就活ラボなる企画を手伝っている。シューカツと言えば、小生がある会社で採用されなかった時、「何で落とした」と聞きにいったエピソードである。正直、今思うと、ほんのちょっぴりだけ(?)おかしいが、こんなやりとりだった。

「採用について教えて下さい」
「あいにく、○○は席を外しておりまして」
「では、何時頃、席に戻られますか?」
「ちょっと分からないんですよ」
「では、待ちます。時間ありますので、外で待ってます」
「そうですか」
春だったが、外は風が強くて寒かった。しばらくして担当の人がやってきて、担当が戻りましたというアナウンスがあって、中にいれてもらった。誰も出入りした形跡はなかったが。ともあれ、担当の上の部長と面会。お茶が出たかどうかは覚えていない。おそらく出なかったように思う。単刀直入に、何で落とした?何がダメだったのかと聞くと、うーん、などと唸って「今回はあなたの適性に向くような配属ではないだろうと思った」などと言うので、「30分にも満たない面接で私の何が分かるのでしょうか」と聞くと、相手は黙った。しばらく間があって、何がダメでしたか?と聞くとまた、うーんなどと言う。

とまぁこういうやり取りがあったのだけど、あの後噂になったろうなぁ、、、いや、でもいいんだ、納得すれば。結局、何が悪いのか教えてもらえず、帰った。家族が「どうだった?」と聞くので(家族の「自分の何が悪いのか分からないで就職活動しているなんて馬鹿げてる。どこが悪いかきいてこい」というアドバイスにより、それももっともだなと思って聞きにいった)、良く分からなかった、と答えると、じゃぁ次は「人を判断する仕事をしているなら、理由ぐらい答えてみろ」と怒ってこい、と。凱旋車も用意しろとまでは言わなかったが、家族は俺の状況を楽しんでいるように見えた。

俺が成功したらこの会社は永久に取引停止でぶっつぶしてやる、上場廃止に追い込んでやる、という固い決意で逆に生きる喜びを得て、不買運動と辛辣な口コミを続ける俺は、そのバイタリティを何故面接で生かせなかったのか逆に疑問だったが、シューカツとはそもそも、そのように不自由な制度ということはただ分かった。