TOKYO!

土曜
朝、眼科へ。激混み。1時間ちょっと待つとか言うので、予約だけしてプロントで朝飯。パスタがやっていないとかでパンとコーヒー。コーヒー、不味いなぁ。パンも固かった。ヴィロンのパン食べたいなぁ。その後、ドコモショップに行くも、また並んでるので、キャンセル。その後、車で三越へ。某書店で出版社の友人が司会を務めているトークショーに参加。地球温暖化が昆虫の進化を促進させているってのは分かった。本を購入し、著者のサインをもらう。昆虫好きの優しそうなお父さんと連れられている子供の光景とか微笑ましい。無言でサインをもらった。なんか言えば良かったかなぁ。昼は、神保町の共栄堂でチキンカレー。そんな美味しくもない気がする。あの辺りだとやはりエチオピアじゃないかなぁ。。。その後、ドコモショップへ。その後、三越へ。何も買わずに帰宅。ベランダで花を育てていたのだけど、世話する時間もなくなってきたのと且つベランダを有効活用するべきだと思い、ベランダのケースや花壇を撤去。ベランダでビール飲みながら夕涼みとかささやかな満足を見つけたい。。。
車だから良かったけど、帰りの雨は酷かったなぁ。TOKYO!を地元の映画館で観る。本当は20世紀少年を観たかったのだけど、間に合わず、代わりに何を観ようか考えていた。こういうのがシネコンの良いところ。ミシェル・ゴンドリーレオス・カラックスポン・ジュノの名前を見つけた。レオス・カラックスは学生時代にポーラXを映画館で観て、もう二度とこの監督の映画は観ないと誓ったのだけど、本作は3監督ショートムービーで東京を描いたということと、ミシェル・ゴンドリーの作品が気になっていたこと、カンヌのある視点正式出品、あと伊藤歩が出ているということで帰るよりはマシだろうと観た。

lost in translationでもそうだけど、外国人監督の描く東京への感覚って言うのは日本人にとって鬱陶しいもんじゃなかろうか。その理由は2つで、先ず外国人の感じる違和感をそこに表現していること。「これだけ違うっすよ、諸外国と、変だよね」。2番目に「でも、しょうがないよね、よく分からないよね」っていう曖昧な意見が、ひたすら続く日常に見え隠れすること。外国人監督の現代日本に対するステレオタイプなイメージ、「ハイテク、自殺率多い、特有のモラル」他にもいろいろあるだろうけどそこから、「謎が多い日本」、「違う国」と、日本を表現するにはクールに装ってもその感覚が出てしまうから鬱陶しい。無駄な解説が入る(「東京のアパートはこの狭さが普通なの」的なことを敢えて言う)ミシェル・ゴンドリーの映画はまさにその偏見が出ていた。伊藤歩はリアルな娘を演じていた。ああいう娘絶対いるだろうっていう。ただ、ミシェル・ゴンドリーはどんなに映画がダメだとしても、let forever beのPVを作ったっていう実績があるから、尊敬に値することに変わりない。あのPVは、現代人の分裂した自我や混乱、オリジナルなきコピー&ペースト感覚を映像で表したから素晴らしい。
でも、レオス・カラックスは本当に俺の時間返せってくらいのクソショートムービー。もう二度とこの監督のは観ないことにしたい。この作品は「笑い」なんだろうけど、全然笑えない。ギャグがつまらない。五反田駅前に糞って看板がある下で、マンホールから怪人が出てきて、ゴジラのテーマで銀座を歩く。銀座を歩くシーン長過ぎ。最初は笑ったが、どれもこれも長過ぎて飽きてくる。ポーラXの夜中バイク疾走シーンかってくらい冗長。死刑、次回はニューヨーク編とかそういう笑いが悉くつまらない。この映画が糞であるから、糞映画と語るのはメタ批評?どうでもいい。ポンヌフの恋人だけで良いよ。この人語るのは。。。
三番目のポン・ジュノなんですけど、これは世にも奇妙な物語夏の特別編。オチがまさに世にも奇妙な物語風でタモリの顔が浮かんでくる。蒼井優の太もものスイッチ入れたい。香川照之は演技が美味いなぁ。ということを除けば、何も言うべきことはない。