TUCANO

木曜
朝、早く起きすぎた。ソトアサ。チャリで神保町へ行った。わがんで夕飯。普通かな。隣のブチャラティヘアの細い女性がなんとか美人丼を食しておられた。充分、美人ですから。その後、喫茶店で読書。ウェルペックの「闘争領域の拡大」。ウェルペックはクールな表現が素敵。

「結局のところ、別に同情するほどのこともないのだ。このベルナール君、この親愛なるベルナール君には。彼は幸せなのだとさえ思うー彼に許される範囲で、ベルナールである限りにおいて」

「セーブル=バビロン駅で奇妙な落書きを見つけた。『神が望まれたのは、不平等であって、不当ではない』とある。神の摂理にこれほど通じているこの人物はどこの誰だろうかと僕は思った」

前者は、くだらない同僚に対する蔑みの表現で、後者は彼の人生観なんだけど、このひょうひょうとしたクールな感じが取っ付き難いけど良い。一般人には「異臭」系の話はウケるとか書いてあるのだけど、ウケるかそれって言うようなところもあるが。

その日はすごい疲れて寝てしまった。

金曜
とにかく働いた。昼、三越のジュースバーへ行く。その後、日本橋の天松で天丼。夜、同僚と渋谷のTUCCANOで食事。シュラスコを勝手にテーブルで切り分けてくれる。お腹いっぱいになった。外国人多かったなぁ。定期的なダンスが会話を止める。露出の多いラテン系ダンスを見ると、日本人の姿勢がこもっている風に見えて。。。ただ、全ては相対的なもので、どれが良いとかでもないが。