「実録・連合赤軍あさま山荘への道程」

月曜
神田のブックファーストがなくなり、秋葉原AKIBA TOLIMに新店ができたそうなので行ってみた。神田より全然良かった。落ち着いて買えた。確かに神田のように一階にあったのは入り易かった。でも入り易さが本屋の良さというわけでもなく、船橋ららぽーと紀伊国屋(上階の真ん中にある)とかabc青山本店とか入り難さ故の落ち着きというか奥まったところにある本屋も良い。要は入り易さよりも「綺麗で本が選び易くてセレクトが良い」本屋。というわけで、結構良かった。

漫画を数冊、あと外山滋比古の訳書とか時間活用術の本とか。。。ああ、くだらない。。。時間活用術とかいって。。。まさか自分がこんな本を買うような人間になるとは思わなかった。。。自分に絶望した。。。でも、本当に時間術がいる。。。

火曜
実録・連合赤軍あさま山荘への道程」を観る。ポレポレ東中野。ここ好きなんすよ、と言いつつ高校生以来かも。こじんまり具合がいいし、置いてあるチラシが良いんだよね。。。高校生の頃はチラシ全部もらって帰りの総武線でじっくり観るんですよ。飽きたら、パンフレットも読む。心が躍ったもんなぁ。
映画について。長かった。良かった。心に残ったかも知れない。一番心に残ったのは、坂井真紀タソ(タンって年頃でもない?)が顔の形が変わっちゃうくらい自分で自分の顔ぶんなぐって、永田洋子に鏡を見せられるあのくだり。そのシーンが長いんですけど、あれは意図的に長く坂井真紀の泣きをとったんだろうなぁ。あの泣きシーンを短くしつつ、インパクトを出す方法は他にもあった気もするのだけど、あのシーンね、20歳そこそこのかわいい女の子が、自分をボコボコ殴って見るも無惨な顔になって泣きじゃくるって絵を見せたかったんだろうなぁ。永田洋子について検索したら、逸話に紹介されていた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B8%E7%94%B0%E6%B4%8B%E5%AD%90
本当、ひでぇ。あのシーンの後で坂井真紀タソが縛られてトイレにも行かせてもらえなくなり、男が「きたねぇ女」だなぁって台詞があるんだけど、失礼ながらAVっぽかった。その後、どうなったのだ。。。そこでしてしまったのか。。。彼女は柱に縛り付けられたまま狂ってしまうのであった。AV観過ぎだったことを、ち○こ批判します。革命戦士になるための総括が足りませんでした。とにかく皆若いのに、どんどん死ぬ。
重信房子役の娘がかわいい。あんなかわいくないだろう。しかも、何気にマシな役。何あの配慮。塩見孝也って清瀬市で働いているんだ。。。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A1%A9%E8%A6%8B%E5%AD%9D%E4%B9%9F

あの時代がよく分からない。現代の空気も読めないのに、過去の空気なんて一層読めない。そもそも、女の子がそういうことを妄想して信じられる時代だったってのがすごい。マルクス主義を勉強したらあんな風になるのかもよく分からない。東大や京大入っている人達でマルクス主義を勉強しても、全員はああはならないと思うし、その読み違えって具体的にどこなんだろうかとか。あの時代は気になる。ちょっと勉強したい。ロフトの平野悠が新左翼の運動家だったことも知らなかったし、「がんばろう、日本!」国民協議会とか全然知らなかったし。

今の時代ってどんな主義の時代なんだろうか。「喪男の哲学史」でも触れてあったけど、恋愛至上主義時代かな。昔の「神」や「国家」っていう大きな物語が終わって、「恋愛」がそれぞれの関係性の中で絶対的な存在になっているのかも。大きな物語は死んでるけど、それは良いことなんじゃないかと思う。資本主義が正しいとも社会主義が正しいとも言えない。というか、「正しいということはない」という結論の砂漠。不安だけど、個人がそう思ったらそうなんだよっていう個人主義の開き直りでとにかく生きるしかない。she said i'm a princess(underworldの曲より)の思い込みっつーか、盲目にコスプレしたもん勝ちじゃね。。。

ARATA久々に見たけど、老けたなぁ。ジョージ・ウィリアムスに似つつある。その後、帰宅。「イキガミ」を読む。おもしれぇなぁ、これ。

水曜
アキバへふらふらと。その後、お茶の水へ行き神保町まで歩いて行く。目的の店が閉まっていたので、小川町で夕飯を食べて、アキバのマックで映画のチラシをじろじろ眺めて、徒歩で帰宅。どんだけアキバに吸い寄せられてるんだよ。。。