どんなに嫌なことでも哲学できるか思考停止か

イギリスの歌の例(古いですけど)

The Smiths "Death of a disco dancer"

  • 引用初め-

Well, it happens a lot 'round here
And if you think Peace
Is a common goal
That goes to show
How little you know

The death of a disco dancer

Well, I'd rather not get involved
I never talk to my neighbour
I'd rather not get involved
Oh ...

Love, peace and harmony ?
Love, peace and harmony ?
Oh, very nice
Very nice
Very nice
Very nice
...But maybe in the next world

  • 引用終わり -
  • 拙訳 -

さて、そういうのはここらじゃよくある話。
もし、あんたが「平和」を皆の共通のゴールと考えるなら、
それはあんたがどれだけものを知らない奴かって表明しているようなもん。

あるディスコダンサーの死。

まぁ、俺も寧ろ関わりたくないくらいで
隣人と話したこともないし
関わりたくないんだよ

ああ...

愛、平和と調和?
愛、平和と調和?
ああ、非常に素晴らしい、非常に素晴らしいよ
ホント、素晴らしいね

...しかし、多分それらは来世にあることだろうな

  • 終わり-

こんな歌、ぜってー人気ねぇだろ、と思いつつ、アルバムが売れるイギリスという国のすごさ。以下、日本の歌の例。

mihimaru GT 「俄然Yeah!」

  • 引用初め-

今日もいつもの通勤電車に揺られ
中吊り広告観覧 流行りの最先端
お茶汲み 書類コピー こ慣れだして 手抜き時
冒険しない性格 また同じランチメニューを選択

Oh! No! ここも通行止め 八方塞がりな普通の乙女
繰り返す毎日 いったい何処へ?
逃げ出したいのがぶっちゃけ本音
右往左往しながら 今日もなんとか凌ぐ為 戦闘モード
遠い休日めがけ ど真ん中 投げ込んだデート夢見るの

プリティなんとかの主人公みたくなりたいけど
キレイごとばっか言ってらんない

歌え Yeah! すげーっ! リズム乗って
ほら Change! そう Clap! ハジけていこう
ちょっとくらいヘコんでもいいんじゃない?
陽はまた昇る

  • 引用終わり-

この歌詞のリアリティは嫌いじゃないし、評価できる。実際、前向きにやろうぜって歌は多いし、人気がある。でも、それはなんていうか、思考停止に見えてしまう。歌えとか言われてもなぁ、というか。所詮、上記冒険しないOLのハジけていこうなんて未来予想図はたかがしれてんじゃね?というか。それより現実にいろいろおかしくなってる人の方が切迫感があるわけで。

イギリスのロックバンドはそういう思考停止がないというか、鬱なら鬱を歌に、馬鹿は馬鹿を歌にできるパワーというか、思考停止がない分全部放出してしまうというか、そういうのが大いに見受けられるところが良い。中流下流のメッセージも日本より随分強く感じる。

10年以上好きなんで、多分ずっと好きなんだろうと思う。
さっき音楽の再生履歴を見て思ったことを書いた。