テンセルパンツ

火曜
どんな人にも、お気に入りというのがある。意識しているかしていないかの違いこそあれ、選ぶとは自己を発見する快楽である。例えば、彼女にとってはクアアイナのモミティーであったり、ある犬にとってはポークレバーであったり。尤もミニマムなフィールドであってもそこに選択が存在する限り、お気に入りという自己投影が永遠に存在する。

その良さに気付かされたのがテンセルの下着。ユニクロで先日買って良かったので、また買い増しをするべく銀座に行ったらねぇよ。もう売ってないか聞いたら、川崎に一つあるだけとか残念な反応。コットンも肌触りは良いですよとか。「コットンのパンツなんてそこら辺にあふれてね?」と言いたいのを堪えつつ、脱力。
別のお気に入りとして、MUJI MEALの「ほうじ茶プリン」。これは食べることができた。ニューキャッスル・ブラウンエールも飲みつつ。ビールばかりだなぁ。

今週のSPA!のモテの必要条件一覧表って特集の記事。女子を属性でメガテンみたいにダーク、ライトみたいに図で示しているのだが、「貧乏でも狙えそうなのは?」というランキングで「1位:モテない系」とかなってて、なんざますかーと噴飯。金もねぇやつはモテない系と付き合うしかないんでしょうか?心配しないで。みのもんたぐらいの人に切実に相談して、寧ろ人間性を罵倒されて伸びるタイプ(何が?)。
別記事で三浦展が「下流から抜け出すための生活習慣」とか言うリストもあって、「生野菜を食べろ」とか「身なりに気をくばれ」とかもうね、10年前のホットドッグプレスのモテテクじゃあるまいし「太っているなら痩せろ」とか数百円払って指摘されるが故のリアルなせつなさがあるわけですが、本記事の大学教授の結論が、全てを引き戻す。「自分らしい価値観ががあれば、幸せのレベルにおいて、下流にはならない」。その、自分らしい価値観が「働いたら負け」と言い出すわけじゃね?エッシャーの絵のような永久に辿り着けないメビウスを歩き続ける幸福希求者。

蓮舫クールビズのキャンペーンが金かかりすぎじゃね?と答弁する際に、1人当たり日当が最大7万6300円ということを言うと、ある国会議員が「いいなぁ」とかおんどをとる映像があったが、視点変えればそれもちがくね?日当76,000円として、一ヶ月20日働いて、月1,526,000円、それが一年仮に続いたとして、18,312,000円、約2000万としよう。国会議員の平均年収は年間約4200万円、つまり2倍以上。寧ろ「いいなぁ」のど真ん中じゃね?