ウディ・アレンの影と霧

白黒で古くさいけれども、そこが味を出している映画。ドタバタが懐かしい印象。キャストが豪華。ウディ・アレンミア・ファロージョン・マルコヴィッチ 、マドンナ 、ジョン・キューザックジョディ・フォスター。つーか、ジョディー・フォスターやマドンナがもろ脇役。ミア・ファローが光ってる。夜霧+絞殺魔

最後の台詞にアレンの言いたいことの全てがある気がしてならない。「人間には幻影が必要だ。空気が必要なようにね。」鏡から消える二人。これは美しい終わり方だ。正直、話は大したことない。終わり方も不安定な感じを受ける。殺人鬼が横を通りかかってる演出は渋いけど。「人間には幻影が必要だ。空気が必要なようにね」でおどけた仕草のマジシャンとマックスで、エンディング。この終わり方が素晴らしい。充分観客を引き込んだのであれば、最後に観客を突っぱねなければならない。