「授業」

フジテレビでやってた。見入ってしまった。宮部みゆきは「火車」読んで若干馬鹿にしていたし、亀山千広にも苦手意識があったけど、本作はおもろかった。うるっときた。

宮部みゆきは、wikipediaによれば、『この物語を通じて「人の運命と世の中の流れ」について深く描いているとインタビューで答えている』とのこと。そのインタビュー読みたいなぁ。。。でも、最後でミツルと妹のアヤが復活するのはなんか、納得いかねぇ。死んだんじゃねぇの?願い事、一つだろ?という疑念が生まれつつも、原作原理主義者としては、是非、原作で読みたい。。。

@下北沢OFF OFFシアター。イヨネスコの。ベンガルが出てた。柄本明が劇場をフツーにウロウロしていた。授業に来る生徒を殺す教授の話。「終わり」が「最初」に続く。普通の舞台。作間ゆいという娘がかわいかった。検索したらいろいろCM出てるみたい。ナイフで殺される時、ベンガルがナイフを下から彼女に刺すので、スカートがめくれパンティーが何十秒もオープンしておりました。。。しかも小生は、舞台の真ん中前から2番目で座っていたので、目の前で丸見えでした。キャー。嬉しいハプニングよー。

ウディ・アレン「マンハッタン」
まぁまぁおもろい。恋愛映画。くっついたり離れたり。ほろ苦いというべきか。トレーシーがちょっと可哀想。この映画も音楽が良い。冒頭、ガーシュインのラプソディーインブルーがかかって白黒のニューヨークが映る。もはや使い古された気がする程、ニューヨークの代名詞として聞こえてくる。他にも、曲の当て方が上手い。間の合わせ方というかなんというか。一瞬、ぎこちなく聞こえるけど、じきに合う。とにかく、ガーシュインの曲が流れる冒頭が良い。

村上春樹スプートニクの恋人
言葉は読み易いけれど、語りのうざさが鼻について全然読み進まなかったが、やっと読み終えた。発見すらない小説。早い話、つまらない。別にスプートニクの恋人とか言わずとも、「ギリシア日本人少女失踪事件」で良いだろう。寧ろ、あの警備員のおっさんをブコウスキー的に語る物語があったら、そっちを読みたい。中国や韓国の富裕層に人気らしいが、なんとなく分かるわー。勝手に感傷して下さい。