ウディ・アレン監督「マッチポイント」

DVDで。エビスの黒のみながら。予想してたよりおもろかった。浮気の解決法で浮気相手を殺すっていう流れに「重罪と軽罪」を思い出しつつ。浮気ネタ多いよなぁ。しかも、殺す。本人も個性的な恋愛してそうだし。しかも、殺して良心の呵責に悩まされる主人公を描くのも好きである。ジョナサン・リース・マイヤーズの右往左往具合が良い。ここまで何度も生々しく描かれるとウディ・アレンの作品は教養映画な気がしてしまう。要は、「こんなことになるのがオチだから、殺すな、とどのつまりは浮気するな」っていう。
最後がひねりがきいてる。イギリスの上流階級が描かれているのだと思う。本当の上流のレベルが分からないから良く分からない。Enrico Carusoの曲で、Clifford Odetsの「醒めて歌え」のじいさんを思い出した。。。