帰省しない女子のココロノスキマ

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         /  ド ン ッ ! !  \

                            あっ、いけない
                            やる夫のご飯作るの忘れてたわ
                                  ∨
                               ,. -‐―――‐-、
    / ̄ ̄\      / ̄ ̄ ̄\       γ::::::::::::::::母::::::::::::ヽ、
  /   _ノ  \   / ─    ─ \     /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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  |         }   ( r親戚の子供 |     |      (__人__)    |
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SPA!の特集で、「帰省しない女は簡単に落ちる」というのをやっていて、ふむ、と。一人納得してしまった。記事で某男性ライターが松屋で大晦日に出会った彼女との話(年末の松屋はテイクアウトOK?という絶妙なタイトルであった)はリアリティがあり、まぁこの程度の話であれば釣られてもいいかなと思った(信じていない)。

年末年始の一連の行事はいわば日本全体を巻き込んだ壮大な祭りである。非日常の時に祭りに参加できない寂しさ。帰省しない女子の心理の隙をついた声のかけ方というか接し方解説は面白かった。記事では、帰らない女子の言い訳の類型としていくつかパターンがあると分析している。親がうるさいから面倒派、帰るお金がない派、帰省できない恋愛が続いている派。加えて、帰省しない女子はほぼ半数とも。この数字もどんな統計か疑わしいところだが、帰省しない女子が増えているのは間違いないと説明しており、まぁそんな気はするなぁ、と。また、むしろ声をかけられるのを待っているのだという論証も説得力があった。

30日、新橋に行った。餃子の王将でホルモン焼きを食べていたら、仕事の電話。場所をエクセルシオールカフェに変え仕事をしていたら、店内は女子2名が目立つのに気付いた。隣の30くらいの女性二人の会話は要約するとこういうことだ。

「世間は帰省で忙しい。周りも帰省している。恋人だって帰省している。私達は東京にいる。東京でできることを楽しむべき。そうなると、買い物。初売り」

どこも同じような会話をしている。記事では帰省難民OLという言葉が使われていたが、年末年始に喫茶店で一人資格勉強していたり、本屋でぶらぶらしている女子なんて寂しさMAXと。なるほど。

自分がそういう女子のメンタリティを想像するに、そこにクリスマスの過ごし方が大きな意味を持っているのではないかと。つまり、クリスマスも一人、年末年始も東京で一人で過ごすという女子ならばそのココロはもう乾ききっているんじゃないだろうか。

個人主義が当然のようになっている現代の日本で、皆が世間を再確認する機会が年末年始だと思う。その中で、帰省しない女子の揺れ動く内面を想像するのも面白い。