岩波哲学・思想事典

丸善
14000円+税というので躊躇していたが、これ素敵すぐる。勝間和代の本をまた買ってしまった。ビジネス書を外で読むのは恥ずかしい気がして、家で読むことにする。

ライブドア株
郵便局にいって換金した。

さくら水産
馬喰町店行ってみた。繊維問屋っぽい人ばかりだった。馬喰町はマニアックでおもろいね。

ポケットU
ケータイで自宅PC見れるってそんな画期的なのかな。自宅と会社を行ったりきたりしている人にはxpのリモートデスクトップで充分だろうに。

蟹工船
http://mainichi.jp/enta/book/news/20080514dde018040019000c.html
高橋源一郎雨宮処凛の対談がきっかけで、プロレタリア文学が最近注目されているそうで。あの作品では労働者が決起して、ストライキで反抗する姿が描かれているわけですが、現在のフリーター/ニート/ワーキングプア問題を語る上で、コミュニケーション能力がなければ、徒党も組めないわけで、そこは大きく違うんじゃないかな。「今の経済構造と類似、決起への呼びかけに対する潜在的な欲求があるのかも知れない」と川村湊氏は評しているけども、そういう欲求があるとして、それは革命って形ですか?デモって形ですか?よく分からない。ただ、赤軍派みたいな革命志願のクレージー集団の歴史もあるわけで、そういった決起が起こったとして、それが上手い形で成就するようにも思えない。それこそ、階級闘争とか自己批判とか総括って言葉にものすごい嫌悪感が植えつけられているのが僕らの親の世代でもあって、思想的なところに進んでいったらという恐怖感がある。赤軍派にせよ、オウムにせよ、思想集団への嫌悪感。これは日本人に刷り込まれている気がする。
もし、あの小説を読んで、あれが自分だって思うのだとしたら、どこか歪んだ形で自己を見ている気がする。加えて、小林多喜二共産主義への傾倒が読み取れるので、その後の共産主義の歴史なんかを振り返ると、その当時はものすごく新しい小説だったのかもしれないけど、陳腐に見えるっつーか。「これは搾取だろ」という人がいてそれはよくわかるけども、粛清、独裁、思想統制といった負の歴史が続いた共産主義への懐疑はぬぐえない。

赤木智弘の論文「「丸山眞男」をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争」を読みたいんだけど、時間がない。。。

話は変わって、アキバの事件で東浩紀が「社会がやりなおせない社会になっていることに若者が不安を感じ、犯行に及んだのでは?」という解説をテレビでしていた。「やりなおせない社会」に対する不安かぁ。先日、古谷実の新しい連載「ヒメアノ〜ル」が始まった。中吊りのコピーに「不満や不安が人間をつくる」ってあった。ふむ。これはいいコピー。読んだらやっぱり空虚な若者像ですよ。もう展開ワクテカ。あのアキバの犯人が登場人物に似ている気が。。。古谷実の空虚な若者の描き方は本当に素晴らしいと思う。