「ダーウィンの悪夢」

シネマライズ。昼間だったが混んでた。久々に重い海外ドキュメンタリーを観たなと言う感じ。白人が食わないナイルパーチの頭と骨についたわずかな白身を天日干しする仕事をし続けた女性が腐った魚のアンモニア臭で失明し、医者に行かなくちゃいけないからその仕事を続けるとか(魚はうじむしが湧きまくってる)、ナイルパーチの頭を揚げて飢饉の起こっている人達に分けるとか映像としてのインパクトがすごすぎる。あと、エイズが蔓延している湖畔の町の孤児がシンナー吸ったりプラスチックを焼いてその一酸化炭素で気持ち良くなってわけわからなくなっていて、飯の奪い合いで殴り合いとか映像としてのインパクトが強烈である。夫もエイズ、子供もエイズで、自分もエイズであることを知った奥さんが数百人の貧しい村で飯を食う気力もないほど衰えて、立つことも誰かの支えがないとできないという状況で、「もう何もできません」と語る映像や「残念なことに、創造主は資源をわずかなものとしてしか残さなかった」と語る漁師、「武器を与えて葡萄を取り上げる」という現状。とにかく、勉強をしたいと言う子供や女性が多い。実際、教育があまり普及していない印象。白人がやるべきは、ヨーロッパ輸出向けの魚加工工場の設立ではなく、先ず教育だった、ということだろう。映画の中では主にヨーロッパとアフリカの比較が言及されるが、翻って日本にいる自分はどうだろうと省みずにはいられない。僕は相当な世間知らずであり海外経験も皆無なので確信的には何も言えないが、世界の様子をメディアを通して理解する限り、日本は奇跡的に恵まれている国であるなぁと。世界的に見れば、「教育」は熱望されている貴重な体験であることを再認識。

シャーロットのおくりもの
@センター南。遠かった。センター南駅周辺はのどかで閑静な住宅街だった。駅前のモールは、昼間だったので主婦と乳母車がすごく多かった。耳をすませばの舞台を少し近代的にさせた感じというか。吹き替え版を観たので、サム・シェパードのナレーションが高橋英樹。残念。予想通りというか、本で読んでた内容だったのであまり感動はなかった。話の始め方と終わり方が上手い。終わり方が童話。ファーンが男の子に興味が移るシーンが原作はもっとリアルだった気がする。ウィルバーの声の人がベイブの人っぽい純真な豚声。テンプルトンが、山寺宏一若本規夫とかでもえがったんじゃないかな。濃過ぎか。命が循環するということ、生と死をテーマに描いているのがシンプルに良かったが、やはり話が美しすぎるなぁ。美談美談しているというか。ダコタ・ファニングタソが今回も名演技をしておりました。

先日、実家近くの銭湯へ行ってきた。マッサージ目的で行ったのに、予約でいっぱいとか。しょうがないので、銭湯だけ入った。サウナが2つあるのだが、サウナがえがった。出る時、コーヒー牛乳とを飲んだり。大して疲れてもないのに、オフの過ごし方がまるっきりオヤジくさくなってるよ。。。

ガイアの夜明け
シックハウス化学物質過敏症をやっていた。これも心に残ったドキュメンタリーだった。風呂に入った人じゃないと人とも会えないほどの化学物質過敏症になった奥さんや家にいると息ができないから河原をブラブラして過ごし、夜は化学物質の少ない知り合いの家に泊まり歩いている母と子とか(布団持参)。いかに日常が化学物質漬けなのか考えさせられた。一方で、そろそろ花粉が舞ってくる季節でもあって。