Movabletype vs Wordpress

岩波のアイルランド短編集に入っていたので、読んだ。落ち着いた小説。田舎のおばあさんと訪問販売のインド人との交流。一回読めば充分である。

土曜
銀座に行って、野暮用。有楽町のMUJIで電源タップを買う。その後、人形町ラクでハンバーグ。相変わらず、おばさんの檄がすごい。幸楽のババァ的指導力。図書館に本を返して、原宿。靴を見たが、ちょっと考えることにした。ボーナス前だしね。。。風邪ひいてるのに、結構動き回ったし、しつこいもんを食ったなぁ。

帰宅して、「ガープの世界」を観る。ジョージ・ロイ・ヒル監督で、原作はジョン・アーヴィング。素晴らしい!伏線って言うんですか?出来事が輪を描いているというか、同じような出来事が繰り返されるわけで、そのオリジナルとなる原因が過去にあって、それが結果、未来に影響している。その描き方が、重厚である。「これがストーリーだ」とでも言うかのような逞しさ。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~pin1978/sakuhin/garp.htm
村上春樹は好きじゃないし、小説も読んでないのですが、彼の「説明するのは困難」という意見には多いに共感できる。

デヴィッド・リンチはこんなことを言っていた。「作品のテーマは語らない主義だ。何故なら、映画はその作品でそのテーマを観客に説明できるものだからだ」。それを聞いた時、クリエイターとして、説得力がある言葉だなぁと思った。確かに馬鹿げてる。映画を見て、これはこういうことを言いたかったんですよ、とか解説を加えていくのは。全ての作品において、そういうのところはあると思う。こういうことを言いたかったんですよと簡潔に説明できた途端に、じゃぁ言葉でも説明できたな、とその作品の尊厳を傷つけているようにも思えてならない。「何これ、意味分かんなーい」って尋ねられてばかりの作品も困るが、「だから、お前自身で感じろって!」と突き放してくる作品と鑑賞者の緊張感のある間合いのコミュニケーションが良いわけで、言葉でこれはこういうことを言っていますと簡潔に説明できたら、なんかアレだなぁ、と。
だから、作品の説明が「困難である」ということは誇らしいことに思える。この作品は、一言では言い尽くし難い魅力が込められていると思う。引き込む力というか、予想外の展開の魅力というか。バカバカしくも、これが人生というストーリーですよと笑う逞しさである。

http://www.google.com/trends?q=wordpress%2C+movabletype&ctab=0&geo=all&date=all

上記URLにおいてlanguageをJapaneseにするとよく分かるが、日本だけ異常なほどのMT支持。日本でもblogが話題になった時、多くのブロガーがMTを使っていたからだろうか、joi氏や平田氏が頑張ってるからかよく分かりませんが、日本だけ世界とは逆転現象が起こってる。