『子供が舗道で死んでいる』

銀座みゆき館劇場。ギィ・フォワシィの。掲題幕と『方向転換』の二幕。全体的に、つまらなかったです。面白かったのは『子供が舗道で死んでいる』の方か。要は、世界中で事件や事故、悲惨な圧政や悲惨な人生があるけれど、そういったものを見なかった事にしようと思考停止する一般人の物悲しさを皮肉ってる。貧しくて死んでいくアフリカの子供がテレビで映されるけれどもそこで何かをするわけじゃなくて、良心はあるけど、何もできないからパチンとテレビのチャンネルを変える。老年期にさしかかって、嫌なものは「見なかった事にしたい」という老婦人の思いというか、スノッブ具合。省みれば、一般人のそれと同様であって、テレビを通してフィクションみたいな死の情報が押し寄せてくるから、多くの思考停止を現代人は必然とされているといった皮肉なのかな。本は買いました。

土曜
夕飯@東京麺通団勝谷誠彦はメディアから干されて頂きたいが、麺通団は残っていて欲しい。新宿でうろうろして、六本木行ったら、終電逃す。結果的に予期せぬオール。つーか、土曜の深夜、都庁前から六本木まで向かう大江戸線は日本じゃない。六本木駅の黄金でけばけばしい駅名表示の横を外国人がエレベーターを団子状態で上がっていく様は圧倒される。どうしようもないので、とりあえず映画チェックしたが、良いのがやってなかった。けやき坂を下って、スタバ行って読書。本を買って、abcに行く。abcの閉店までいたので、結局5時間の読書か。なげーな。子供が深夜にいたりする。お母様は何をされておられるのでせうか。そこは無関心にはならずに。

ゴードン・ファレル『現代戯曲の設計』
これは良い本。話が例を多用されていて読みやすい。序論がかなり熱い。劇作家ってのはなぁ!みたいなことを語ってて、ありえない暑苦しさ。坂手洋二氏が紹介した本らしい。発行は、日本劇作家協会

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4893093185/yosuke-22/ref=nosim/

日曜
舞台見た。