ill communication

@Theatre 1010。ダブルキャストであったが、黒田勇樹が主役の回を観た。スラブボーイズでも頑張ってた大貫杏里タソは服の上から乳首の形が出ていた。田畑亜弥はかわいかった。全体として、カッコイイ俳優を選んだ感じ。

永年勤続の哲学教授が男子生徒にセクハラで告発されるという話。印象として、話が散漫している。途中から、大学生同士のベタな恋愛ドラマみたいになる。寧ろ、そっちの方が興味深い。ホワイティー教授役の中山仁は演技に余裕があるように見えた。男子生徒としては、イゴー役の海老沢健次って人が上手かった。

残念ながら最初遅刻してしまった。見終えて、ゆるい劇だなぁという印象が残った。加えて、終わり方が微妙である。そういう終わり方なのか、という疑問も生まれる。全体として、90年代らしいのかも知れないけども。いや、なんていうか、時代感覚は同じなんだろうけど、で、だから何すか?と言われれば、何も答えられない。

脱線になるけども、ゲイだのホモだの出してなんか事件があれば、ほら、同性愛者は未だに迫害されているじゃないですか?といった半ば定形文のような展開から、異常って何?正常って何?みたいなのはもう見飽きた。

飽きるということも創造への第一歩であると思っている。飽きるということは人間誰しもある。大事なのは飽きて、そこから別のアプローチを探すことができるかどうかだろう。