”Last Days”

千秋楽。「うわ〜宝箱や〜小劇場のIT革命や〜」(彦摩呂風に)なベニサンピットで。

前衛な試みが評価できる。本来、劇とは見世物ですよ的告白が、劇中に見える。取り扱っているテーマは、大局的には、金、ポルノ、交換可能な存在。お金の価値と人間の価値って、似ている点と違っている点があるよねと。

撮り方がAV。観客は多くのシーンで「閉ざされた部屋」の内部の様子をビデオカメラで写されたスクリーン上で観ることになる。怪しい撮り方がされている。観客は席に行くまで舞台を横断しなければならない。舞台は、庭に鹿がいる等どこかメルヘン風、なおかつ「おかえりなさいませ」とオタク的。席によっては、観客は「萌え」クッション等に座らされる。歌を歌わせられる。からまれる。

一方、舞台では爆竹がなる、こちょこちょする、そのような試みに自由度を感じるが、劇中のアドリブが自由過ぎてそれが敢えて「演じられたもの」なのか劇中人物の自然な「馴れ合い」を露呈させるシーンなのか判別するのが難しい。役者が笑っていると、観客はまるで置いていかれたような、そこに壁ができてしまったような距離感を感じてしまった。役者は舞台を動き回る。

AV、ストリップ、風俗、演劇の何が違うのだろうか。最終目的?その辺を考えた。

ポルノ、ドラッグをメインに語るが、実際は大きな話の流れはない。役柄はアルファベットだし。

「現代ドイツのパフォーミングアーツ」
村井華代のインタビューが載ってた。

手数料、最安を狙うそうです。5月が楽しみですなぁ。

primal screamのシングル
http://www.columbia.co.uk/artists/primal_scream/quicktimes/country_original
自由奔放なPVがええ。

FNS地球特捜隊ダイバスター
すごく笑った。ハイクオリティ。作った人、天才。DVD化応援したい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/FNS地球特捜隊ダイバスター

カート・コバーンの最後の数日ってふれこみに期待して行ったのに、まったく駄目な映画であった。先ずシーンが冗長である。静止が続くシーン然り、展開然り。無駄、繰り返し、退屈。止まっている、欝である、同じところをぐるぐると。ゴドーかと。

で、作品中も人物の「名前」が違う。最後にカート・コバーンの死の数日間から着想を得たとかいうアナウンス。しかも、主演のマイケル・ピットの曲が前面に出てて、ファンの楽しみがない。死んだ時に、魂みたいなのが出てきて、すげー安っぽい感じがする。ガス・ヴァン・サントは、こんな撮り方をして何をしたかったのか、何を狙ったのかまったく理解できない。もう少しで寝そうだった。ただ、客の入りはえがった。

評価は1。

ジム・ジャームッシュの「ブロークン・フラワーズ」はおもろそう。

http://www.komaneko.com/
かわいい!