暑いなぁ

別荘なのに暑かった。こっちはもっと暑かった。

17日
授業後、東北新幹線。駅について、半年前も寄ったイタリア料理店で19時から夕食。支店だったせいか空いていた。接客で本店とのレベルの違いを感じた。やはり本店が最高だ。これからは絶対本店で食べようと思った。いろいろ細かい注文の多い料理店の客。その後、別荘で読書して就寝。カマドウマがうろちょろしていたので、箱に閉じ込めた。

18日
朝カレー。一日読書。半年分の雑誌を一気読みした。SPA!グラビアン魂は一気読みするとその言葉の選び方というか、豊穣な形容詞に圧倒される。グラビアン魂は流石だと思う。坪内・福田の対談は当たり外れが大きくてびびる。その後、借りた本を黙々と読書。森林の中、うぐいすが鳴いていて、落ち着いた。

夜は近くの洋食屋。地味に美味しかった。店員の対応が良かった。また行こう。田舎の小高い丘にある小さくても美味しいレストランで懸命に働く女子に何故か惹かれる。それは美しい自然が美しい心を育てるのではないかというハイジ的な妄想のせいや訛りのせいもある。或いは、美しい自然を見て、人を信じ易くなっているという自身のお目出度さもある。

大学生の頃、清里の寮に一週間宿泊して、集中講義を受けたことがある。その時、寮で食事を作っていた女の子に話しかけたら、実は東京の女子学生で、暇だったから時給のいいリゾートバイトに応募したとか言われて、クソ頭悪い会話を始めたので、軽く幻滅した。
いや、そういうのを想像していなかった自分が悪いのだけど(誰に対して?)、最近、流行りのボラバイトとかぬかす芋掘りの手伝い的なアレが結活に有効というような日経アソシエ的な記事は非常に良く分かる。自然を前にすると、人は心がオープンになる。加えて、自然の中で働いている人というのは、南アルプスの天然水のCMの影響というか、サントリー広報部による一種のサブリミナルで、自然は無垢=そこに住んでいる人も無垢=靴下は間違いなく白などという身勝手な妄想を抱いてしまう。実際はそこまで無垢でもないと思うが、合コンで席次を決めたり譲り合っている光景なんて、すごく意図的、計算的でもう30も近いんで、これ以上そんなアレなのはもう見たくないじゃないですか。地方の小粋な料理屋の美人女将とかに妄想抱いているマザファッキンなおっさんと通じるものがありますが。

つまりは全て勘違いで、人も市民社会も国家も期待するに値しない存在であるということに気付く。とそういう一連の過程が軽い失恋のようでもあるから、そういうハイジ的な、或いはジブリ的な妄想はやめるよう努めます。

19日
朝カレー。別荘を出る時にカマドウマ放出。帰る途中、アウトレットに寄ろうと思ったのだけど、事前に電話したら目的の商品がないとか言っているので、帰ることにした。佐野も考えたけど、いちいち降りるのが面倒だったのでやめた。蓮田SAに寄った。スタバでダークモカフラペチーノ飲んで、宇都宮焼きそば食す。具がいっぱい入ってて地味にうめぇワロタ。授業前に図書館でいろいろ借りたりコピったり。今日、発表者だったある女性の発表、お粗末過ぎワロタ。あれは確かにひどいわ。彼女の一番の失敗は、田舎の小高い丘にある小さくても美味しいレストランで懸命に働く女子でなかったこと。うわ、発表関係ねぇ。いや、もしそうであったら、少なくとも小生は120点付けたいということですよ。