アニタ・ブルックナー「ある人生の門出」
訳小野寺健。秋のホテルの感傷的なアレを薄めた感じ。寂しさが爆発している。ヴァージニア・ウルフっぽい。後悔とか諦観がすごい目立つ。正直、スノッブに見える。一人で勝手に感傷的になっていなさいというか。並大抵の死ではもう涙など出ない。どんな人物が死んでも悲しめない。
川上 未映子「そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります」
シルバニアファミリーの思い出の話はおもろかった。「わたくし率 イン 歯ー、または世界」はおもろくなかった。
金原ひとみ「AMEBIC」、「ハイドラ」
おもろくない。冒頭からして読む気が失せる。
綿矢りさ「夢を与える」
綿矢りさは終わった気がする。こんなこというとアレかも知れないが、彼女の小説はどれも、甘い。その甘さって、どういうことかというと、amazonの「蹴りたい背中」のレビュー。
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「クラスの人たちどう思う?」「レベル低くない?」
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ではないだろうか。そのレビュアーの批評が優れている。
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将来、綿矢さんにとって振り返ると赤面してしまう自意識過剰すぎる尾崎豊風のポエムのような作品になるんじゃないのかな。
- UQT -
こういう甘さがある。30前の「私」のですね、
よく分からないが、一人称小説がどれもつまらなく思えてくる。一人称小説である時点で、その話は過去のことで、本人は生きているという確証が与えられているのがつまらなくさせている気がする。要は、主人公含めて死んで欲しい。筋書きだけが冷徹に書かれる感じが良い。アフターダークみたいに視点として。或いは一人称
ttp://www.cyzo.com/2009/09/post_2704.html
小明っっっ!十円はげ隠しの帽子っっっ!こんなつらされていたのですね。福本御大。ポロのロゴっっっ!でかいっっっ!ざわ・・・ざわ・・・