レニ・リーフェンシュタール「意志の勝利」

日曜
墓参り行って、日比谷。友人ときくかわで鰻丼のロを食す。流石に美味しかったなぁ。その後、イトシアの珈琲茶館 集でマンデリンアイスコーヒー。さっぱりしてて、美味しかった。

月曜
朝、いつもの電車で座れた。帰省時期なんだなぁ。雨すごかった。雷も。仕事終えて、お茶の水。その後、水道橋。東京ドームシティでしょこたんの恋活遊園地ってのがやってた。空いていた。気になったから、家で検索したら、なんか、密かに甘酸っぱいものをやっているんだなぁと感心した。

新宿3丁目まで丸ノ内線で移動して、三田製麺所 歌舞伎町店でつけ麺。六厘舎には遠く及ばない低クオリティ。麺がダメなんだろう。あと、つけ汁が濃すぎる。

ttp://r.tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13059167/

その後、ゴールデン街へ。ゲイの人が店先で「おたくは噴水のある豪邸にお住まいでしょ」とか言ってて、噴水ってスプリンクラーか破裂したトイレの配管のことだろとかSなどうでもいいツッコミを心の中でしてしまった自分を恥じた。ゴールデン街に一件くらいなじみの店が欲しいけど、通うまでは時間的余裕がないなぁ。

その後、渋谷のシアターXでレニ・リーフェンシュタール「意志の勝利」をレイトショーで観た。カップルとかいた。どっちかがナチスヒトラーが好きなんだろう。あとは皆、中年のオタクに見えた。長くて退屈する映画である。感想は2つで、一つはヒトラーの演説は勢いがあるなぁということと(そのように作為的に撮っていたとしても)ともう一つは、ここに出ているすごい数の党員とナチス支援者は戦後どんな風に暮らしたのかが気になる。主要なメンバーは裁かれてはいるけど、気になるのはナチスを応援していた市民やユーゲントで、あんな風な陶酔の後、とてもじゃないが、敗北感は拭うのは難しいだろうな、と。日本も同じだけど。そもそも、あの行進とかをしている中で、皆が闘争に燃えていたわけではなくて、「うわ、すげぇめんどくせぇ。ヒトラーどうでもいい。でもしょうがないからやるか」っていうユーゲントもいたと思う。そこは描かれてはいないけど、いたとしてそういう人は戦後のダメージは少ないだろうな。でも、ああいう陶酔の後でナチスボコボコにされて、壁まで作って分割されてってなると、自尊心なんか粉々だろう。よく反米的な思想を抑制できたなぁ、と。ドイツ人の気質がよくわからない。そこは時間かも知れない。時間は人の感情からいろんなものを流してくれる。とんでもない大不況で、それまで年長者からは迫害され続けてきた弱小政党がいきなり国民の支持を受け政権交代をし、その国民の支持を理由に超構造改革、超独裁化していく流れのというのはなかなか怖いなと思った。民主党ナチスに例えているつもりではないけど、「これがあなた方国民の答えなんですから、すごいやつ好き勝手やりますからね」というのもなんか欺瞞。その後のドイツを考えると、「バーダー・マインホフ」が観たくて我慢できない。