このおもいを

ある日、こんなのがやってきて↓

(´・Ω・`)<どうも。わし、神様。お前、今、人生投げとうなっとる?わしには、分かるよ。すごいもん。投げ方。人類史上最高に投げてるもの。室伏だったら、叫んでるもの。現に、今、お前ならマンションから自然に飛べる。i can flyで、アンドゥートロワで落下して死ねるもの。ほんまかなわんわ。

「あ、どうも」

(´・Ω・`)<ほめとらんで!そうや、今日は、折り入って、話があるんや。今、人生投げてる人モニター募集で面白い企画あるんやけど、やらへん?おもろそうやん。これ。

大久保の風俗からの帰り道、酒飲んでるくせに、明日もないくせに、「明日があるから」とコンビニでソルマック飲んで、「肝臓に悪いから」と家で養命酒も飲むというへたれこの上ない酔っ払いぐらいで、本当に人生どうでもよくなっていて、俺のワンルームの部屋の天井の一点を瞬きなく凝視し続けていたところ、酩酊した俺のもとに天井の壁をつきぬけても、もんわりと、こんなのがやってきたわけだ。

(´・Ω・`)<やらへんの?ほな、帰るわ。おもろない。どないなってもわし、しらんで。

などと天井の壁紙に吸い込まれていきそうになるところ、俺は「いいですよ。それ」とつぶやいた。

(´・Ω・`)<快諾やな。ほな、がんばりや。

神様は天井に吸い込まれていってしまった。それが、そもそもの始まりだったのだ。このわけのわからない世界の。

それから、俺の人生は全てが仕組まれたもんになった。出来事はやらせ。人は仕込み。けれども、熱心な俳優であり、女優である彼らは、俺にそういった突っ込みをされても一切受け付けず、寧ろ笑ったり、バカにしたり、ごまかしたり、そのプロ根性は見上げたもので、徹底的に俺をトゥルーマンショーのジムキャリーにさせたいようだった。しかし、俺はこんな劇人生信じない。ありえへんもん。これ。

飲み屋。

「あれでしょ?これ、神様にさ、言われたんでしょ?こういう役やりなさいって。俺知ってんだよ。俺寝たら、君たちは日常に帰っているんだから」

「は?」

「いや、神様が、つーか、言われたの。前。人生どうでもよくなった人が、どれだけどうでも良くなくなるかっつー実験台なの。俺。」

「何それ?」

「いや、だから、俺に対してこの地球全体が泣いた赤鬼作戦をとっているの。この人生をいかに素晴らしいかという幻想を、この地球全体の人間が急に一致団結、俺にプレゼンしてるの。全ては、俺に「人生もそこそこたのしくね?」と思わせようと。生きさせようと。でもそんな罠にはひっかからないぜ、と。何で、本当のことを言わないの?人生って、最悪だぞ。悲劇だぞ。って。生きる=最悪って」

「最悪とは思わないよ。」

「出た!出た!また、俺を生きさせようと努力しているじゃないか。多数派工作。もういいよ。もういいから。本当に。みんながライフイズビューティフルって言えば、いいというわけか。俺はあの日以来、周りの人皆が人生を肯定するやつらばかりになって、薄気味悪くなっているんだ。分かってるんだよ。お前らのプレゼンは。幼稚なプレゼンだ。幼稚な広告だ。皆が言えば、俺も感化されるとでも?そんな手に、俺は乗らないぜって言ってるんだよ。いくらもらってそんなこと言ってるんだ?誰に指示されてるんだ?FBIか?CIAか?公共広告機構か?嘘、大げさ、紛らわしいで、訴えるってんだよ!」

「だ、だいじょぶか?」

(続く)

だから、やめよう。

一気に文字にしてしまおうと、結構、やけくそになっている。

ある日、こんなのがやってきて↓

(´・Ω・`)<どうも。わし、神様。お前、今、人生投げとうなっとる?わしには、分かるよ。すごいもん。投げ方。人類史上最高に投げてるもの。室伏だったら、叫んでるもの。現に、今、お前ならマンションから自然に飛べる。i can flyで、アンドゥートロワで落下して死ねるもの。ほんまかなわんわ。

「あ、どうも」

(´・Ω・`)<ほめとらんで!そうや、今日は、折り入って、話があるんや。今、人生投げてる人モニター募集で面白い企画あるんやけど、やらへん?おもろそうやん。これ。

大久保の風俗からの帰り道、酒飲んでるくせに、明日もないくせに、「明日があるから」とコンビニでソルマック飲んで、「肝臓に悪いから」と家で養命酒も飲むというへたれこの上ない酔っ払いぐらいで、本当に人生どうでもよくなっていて、俺のワンルームの部屋の天井の一点を瞬きなく凝視し続けていたところ、酩酊した俺のもとに天井の壁をつきぬけても、もんわりと、こんなのがやってきたわけだ。

(´・Ω・`)<やらへんの?ほな、帰るわ。おもろない。どないなってもわし、しらんで。

などと天井の壁紙に吸い込まれていきそうになるところ、俺は「いいですよ。それ」とつぶやいた。

(´・Ω・`)<快諾やな。ほな、がんばりや。

神様は天井に吸い込まれていってしまった。それが、そもそもの始まりだったのだ。このわけのわからない世界の。

それから、俺の人生は全てが仕組まれたもんになった。出来事はやらせ。人は仕込み。けれども、熱心な俳優であり、女優である彼らは、俺にそういった突っ込みをされても一切受け付けず、寧ろ笑ったり、バカにしたり、ごまかしたり、そのプロ根性は見上げたもので、徹底的に俺をトゥルーマンショーのジムキャリーにさせたいようだった。しかし、俺はこんな劇人生信じない。ありえへんもん。これ。

飲み屋。

「あれでしょ?これ、神様にさ、言われたんでしょ?こういう役やりなさいって。俺知ってんだよ。俺寝たら、君たちは日常に帰っているんだから」

「は?」

「いや、神様が、つーか、言われたの。前。人生どうでもよくなった人が、どれだけどうでも良くなくなるかっつー実験台なの。俺。」

「何それ?」

「いや、だから、俺に対してこの地球全体が泣いた赤鬼作戦をとっているの。この人生をいかに素晴らしいかという幻想を、この地球全体の人間が急に一致団結、俺にプレゼンしてるの。全ては、俺に「人生もそこそこたのしくね?」と思わせようと。生きさせようと。でもそんな罠にはひっかからないぜ、と。何で、本当のことを言わないの?人生って、最悪だぞ。悲劇だぞ。って。生きる=最悪って」

「最悪とは思わないよ。」

「出た!出た!また、俺を生きさせようと努力しているじゃないか。多数派工作。もういいよ。もういいから。本当に。みんながライフイズビューティフルって言えば、いいというわけか。俺はあの日以来、周りの人皆が人生を肯定するやつらばかりになって、薄気味悪くなっているんだ。分かってるんだよ。お前らのプレゼンは。幼稚なプレゼンだ。幼稚な広告だ。皆が言えば、俺も感化されるとでも?そんな手に、俺は乗らないぜって言ってるんだよ。いくらもらってそんなこと言ってるんだ?誰に指示されてるんだ?FBIか?CIAか?公共広告機構か?嘘、大げさ、紛らわしいで、訴えるってんだよ!」

「だ、だいじょぶか?」

(続く)

だから、やめよう。

一気に文字にしてしまおうと、結構、やけくそになっている。